ブラウザ内処理では、選択した画像を端末のメモリへ読み込み、Canvasなどを使って編集結果を作ります。AllEditでは画像本体を処理APIへ送信せず、利用枚数の確認にはツール名と枚数だけを送ります。ただし通常のWebアクセス、利用管理、解析、広告、外部プログラムの取得などの通信はあり得るため、「画像が送信されない」と「通信が一切ない」は分けて考える必要があります。
インストール不要。ブラウザですぐに画像を処理できます。
ブラウザ内処理とは
ブラウザ内処理は、利用者がファイル選択画面で許可した画像をWebブラウザのメモリへ読み込み、JavaScript、Canvas、WebAssemblyなどを使って端末上で加工する方式です。編集後はBlobと呼ばれる一時データを作り、ダウンロード機能で端末へ保存します。
ファイル選択欄へ画像を入れたことだけで、必ずサーバーへ送信されるわけではありません。ページのプログラムがその画像を通信リクエストの本文へ入れたときに初めてアップロードされます。ブラウザ内処理かどうかは、サービスの説明だけでなく、プライバシーポリシーや実際の通信設計も確認する必要があります。
ページの表示、利用回数の確認、ログイン、広告・アクセス解析、エラー監視、処理プログラムの取得などは画像編集とは別の通信です。「画像本体を送信しない」ことは「完全オフライン」や「通信がゼロ」という意味ではありません。
ブラウザ内処理とアップロード型を比較する
ブラウザ内処理は画像本体を外へ送らない設計にしやすく、通信時間とサーバー保管に伴う露出を減らせます。一方、端末の性能が低い場合や画像が非常に大きい場合は、処理が遅くなったりメモリ不足になったりします。
アップロード型は強力なAIモデルやGPU処理を利用しやすい反面、画像がどの地域へ送信され、いつまで保管され、学習・品質改善へ使われるかを確認する必要があります。どちらが常に安全というわけではなく、画像の機密性、必要な機能、事業者のポリシーを合わせて判断します。
| 比較項目 | ブラウザ内処理 | アップロード型 |
|---|---|---|
| 画像の処理場所 | 利用者の端末・ブラウザ | サービス事業者のサーバー |
| 画像本体の送信 | 処理設計上は不要 | 処理のために必要 |
| サーバー側の画像保存 | 通常は不要 | 一時または継続保存される場合がある |
| 処理性能 | 端末のCPU・メモリ・ブラウザに依存 | サーバーのGPU・CPUを利用できる |
| 大容量・高度なAI | 端末性能やブラウザ制限を受けやすい | 大規模モデルや重い処理を使いやすい |
| 通信時間 | 画像本体の送受信時間が不要 | アップロードとダウンロードが必要 |
| 機密画像の露出範囲 | 端末とページ上の実行環境が中心 | 端末・通信経路・事業者側の保管環境まで広がる |
AllEditで選択した画像が処理される流れ
AllEditの各画像ツールは、選択したファイルから端末内の一時URLを作り、Image、ImageBitmap、ArrayBuffer、Canvasなどへ読み込んで処理します。リサイズ、圧縮、形式変換、切り抜き、透かし、結合、モザイク、顔ぼかし、EXIF削除、画像編集などの保存用画像もブラウザ内で生成します。
現行の画像ツールから利用枚数APIへ送る内容は、処理する枚数を表すcountと、ツール種別を表すtoolです。画像ファイル、ファイル内容、プレビュー、編集後の画像はこのAPI本文へ含めません。処理結果は一時的なBlob URLから利用者がダウンロードし、AllEditの画像保管庫へ保存する機能はありません。
ページを再読み込みしたり閉じたりすると、編集中の画像や一時出力が失われる場合があります。大切な結果は必ず端末へ保存し、元画像も別に保管してください。
- 01利用者が画像を選択
ブラウザのファイル選択画面で、ページへ読み込みを許可するファイルを選びます。
- 02ブラウザのメモリへ読み込む
画像を一時URLやバイト列として読み込み、プレビューと編集に使います。
- 03端末上で画像処理
Canvas、画像データ、WebAssemblyなどでピクセルやメタデータを処理します。
- 04利用枚数だけを確認
保存処理時などにツール名と枚数をAllEditの利用管理APIへ送信します。
- 05結果を端末へ保存
ブラウザが作った一時データをダウンロードし、利用者が指定した保存先へ書き出します。
画像以外に発生する通信と保存情報
AllEditはFreeプランの1日3枚制限を管理するため、未ログイン利用者には必須Cookie「alledit_anon」の匿名IDを設定し、ツール種別、処理枚数、利用日などを管理します。不正な回避を抑えるため、IPアドレスを秘密情報と組み合わせて一方向にハッシュ化した識別子も利用します。元のIPアドレスそのものを日別利用記録として保存する設計ではありません。
ログインを利用する場合はメールアドレス、パスワードのハッシュ値、またはGoogleアカウント固有IDなどを扱います。Proの決済ではStripeを利用し、AllEditは契約状態やStripe顧客IDを保存しますが、カード番号はStripeが直接扱い、AllEditのサーバーへ保存しません。これらは画像本体とは別のアカウント・契約情報です。
| 通信・保存の種類 | 主な内容 | 画像本体 |
|---|---|---|
| サイト表示 | IP、ブラウザ、日時、参照元などの通常のアクセス情報 | 含めない |
| 利用枚数管理 | 匿名ID、ハッシュ化IP、日付、ツール名、枚数、プラン | 含めない |
| アカウント | メール、認証状態、セッション、Googleログイン情報 | 含めない |
| 決済 | 契約状態、Stripe顧客ID、プラン | 含めない |
| 問い合わせ | 氏名・メール・本文・利用者が任意で添付した情報 | 添付した場合は含む |
外部サービスや顔検出モデルの通信
サイト運営では、Vercelによる配信・アクセス解析・性能計測、設定されている場合のGoogle Analytics、Sentryによるエラー監視、Free利用者向け広告を有効にした場合のGoogle AdSenseなどが、Cookie、IPアドレス、端末・ブラウザ情報、閲覧ページ、エラー情報を扱うことがあります。Sentryのクライアント設定では既定の個人情報送信を無効にし、Cookie、リクエスト本文・ヘッダー、URLのクエリ文字列を除く処理を行っています。
顔ぼかしでは、MediaPipeのWebAssembly実行ファイルをjsDelivrから取得し、顔検出モデル本体はAllEditのサイトから読み込みます。顔の検出とぼかしはブラウザ内で行い、選択した写真をjsDelivrやモデル提供者へ送信しません。ただしプログラム取得時には、配信事業者へ通常のアクセス情報が伝わります。
お問い合わせメールへ画像を添付した場合は例外です。その画像は問い合わせ対応のためメールサービス上で取り扱われます。機密画像をサポートへ送る場合は、不要な部分を削除・ぼかし、送信の必要性を確認してください。
広告・解析・監視の有効状態や委託先は将来変更される場合があります。最新の取り扱いはAllEditのプライバシーポリシーで確認してください。
端末内処理でも安全が保証されるわけではない
画像をサーバーへ送らない設計はリスクを減らしますが、完全な安全を保証するものではありません。端末がマルウェアに感染している、悪意のあるブラウザ拡張機能が動いている、共有端末のダウンロード履歴へ残る、画面を他人に見られる、保存先が自動同期されるクラウドフォルダーになっている、といった別の経路があります。
Webサイトのプログラムは更新される可能性があります。URLが正しいこと、HTTPSで接続されていること、ブラウザの警告が出ていないことを確認してください。AllEditでは通信の暗号化に加え、コンテンツセキュリティポリシー、フレーム埋め込み禁止、MIMEスニッフィング防止などのHTTPセキュリティヘッダーを設定していますが、これらもリスクを下げる対策であり、無条件の安全保証ではありません。
- ✓共用パソコンや管理されていない端末で機密画像を扱わない
- ✓不明なブラウザ拡張機能を無効化・削除する
- ✓保存先がクラウド同期対象か確認する
- ✓作業後に不要なダウンロードファイルを削除する
- ✓OSとブラウザを更新する
- ✓極めて機密性が高い画像は、ネットワークから隔離した専用ソフトも検討する
画像を送信しなくても、公開前の加工は必要
端末内で安全に編集できても、完成画像をSNS、メール、クラウド、求人サイトなどへ投稿すれば、その時点で投稿先へ画像が送信されます。氏名、住所、通知、QRコード、ナンバープレート、顔、鏡や窓への映り込みなど、画像の見た目に含まれる情報を確認してください。
写真にはGPS位置情報、撮影日時、端末情報などのEXIFメタデータが含まれる場合があります。見た目をモザイクやぼかしで加工しても、EXIFは別のデータ領域です。公開前にEXIF削除ツールを利用し、出力ファイルを選んでいることを確認します。
| 情報の種類 | 確認・対策 |
|---|---|
| 顔・氏名・住所・番号 | モザイク、ぼかし、塗りつぶし、切り抜き |
| 背景の映り込み | 鏡、窓、モニター、通知領域まで拡大確認 |
| EXIF位置情報・撮影日時 | EXIF削除ツールでメタデータを除去 |
| 元画像の取り違え | ファイル名と保存場所を分け、加工済み画像を開いて確認 |
| クラウド自動同期 | ダウンロード先・写真フォルダーの同期設定を確認 |
機密画像を扱うときの安全な手順
- 01作業用コピーを作る
元画像を保管し、公開用コピーだけをAllEditで開きます。
- 02不要な範囲を先に切り抜く
見せる必要のない背景や周辺情報はトリミングで取り除きます。
- 03見える個人情報を隠す
顔、文字、番号、通知、映り込みをモザイク・ぼかし・塗りつぶしで加工します。
- 04EXIFを削除する
位置情報、撮影日時、端末情報などのメタデータを取り除きます。
- 05保存後のファイルを別画面で確認する
拡大・縮小表示で内容を確認し、元画像ではなく加工済みファイルを選んだことを確かめます。
- 06投稿先の公開範囲を確認する
公開、限定公開、共有リンク、保存期間など投稿先の設定も確認します。
オンライン画像サービスを選ぶチェックポイント
- ✓画像をブラウザ内で処理するか、サーバーへアップロードするか
- ✓画像の保存期間と削除方法が明記されているか
- ✓画像をAI学習・品質改善へ利用するか
- ✓委託先とデータ保管地域が説明されているか
- ✓HTTPSで接続され、正しいドメインを使っているか
- ✓アカウントを削除したとき画像や履歴がどうなるか
- ✓広告・解析・Cookieの取り扱いが説明されているか
- ✓問い合わせ先とプライバシーポリシーが公開されているか
- ✓業務上の機密情報を扱う場合、所属組織の規則に適合するか
画像を公開する前の最終チェック
- ✓正しいAllEditのURLをHTTPSで開いている
- ✓作業端末とブラウザ拡張機能を信頼できる
- ✓画像に不要な顔・氏名・住所・番号が残っていない
- ✓背景の鏡・窓・通知領域も確認した
- ✓EXIF位置情報と撮影日時を削除した
- ✓加工済み画像を保存し、実際に開いて確認した
- ✓元画像と加工済み画像を取り違えていない
- ✓保存先のクラウド同期状態を確認した
- ✓投稿先の公開範囲と保存方針を確認した
- ✓組織の機密情報取扱規則に従っている
よくある質問
AllEditで選んだ画像はサーバーへアップロードされますか?
各画像編集ツールでは、選択した画像、編集中の内容、保存用画像はブラウザ内で処理され、AllEditの画像処理サーバーへ送信・保存されません。利用枚数の確認にはツール名と枚数を送信します。例外として、画像共有機能で利用者が限定公開リンクの作成を選んだ完成画像と、お問い合わせへ任意で添付した画像はサーバー側で取り扱われます。
画像が送信されないなら、通信は一切ありませんか?
いいえ。サイト表示、利用枚数管理、ログイン、決済、アクセス解析、エラー監視、広告、顔検出プログラムの取得など、画像本体とは別の通信があります。機能や設定によって発生する通信は異なります。
インターネットを切断しても使えますか?
完全なオフライン利用は保証していません。ページや必要なプログラムの読み込み、利用枚数の確認、顔検出用WebAssemblyの取得などに通信が必要です。画像のピクセル処理が端末内で行われることと、オフライン対応は別です。
GoogleログインやPro契約をすると画像もアカウントへ保存されますか?
いいえ。ログイン・契約情報と画像処理は分かれています。AllEditはメール、認証情報、契約状態、利用枚数などを扱いますが、編集画像をアカウントのオンライン保存領域へ保管する機能はありません。
ブラウザ内処理なら機密画像にも絶対安全ですか?
絶対安全とはいえません。端末のマルウェア、ブラウザ拡張機能、共用端末、保存先のクラウド同期、画面の覗き見など別のリスクがあります。極めて機密性が高い画像は、組織の規則に従い、必要ならネットワークから隔離した専用ソフトを利用してください。
この記事の内容を、AllEditで実際に試してみましょう。